メンズヘルス外来(男性更年期・LOH症候群/ED/AGA)

その不調、"歳のせい"で終わらせない。

男性更年期症候群(LOH症候群)を中心に、働くメンズの心と体を支えます。
 
疲れが取れない、やる気が出ない、性欲の低下——。
原因のわからない不調の背景には、男性ホルモン(テストステロン)の低下が隠れていることがあります。
まずは採血とAMS問診(Aging Males' Symptoms=加齢男性症状スコア:気になる症状をセルフチェックする問診票)で、今の状態を「見える化」しましょう。

CHECK

こんなお悩みはありませんか?(AMSセルフチェック)

こちらは、男性更年期の症状評価に使う AMS の17項目 です。各項目を「なし〜非常に強い」の5段階(1〜5点)で答え、合計点で重症度を判定します。

  • 1. 総合的に、調子が思わしくない 1点 / 2点 / 3点 / 4点 / 5点
  • 2. 関節や筋肉の痛み(腰痛・関節痛・手足や背中の痛み) 1点 / 2点 / 3点 / 4点 / 5点
  • 3. ひどい発汗(緊張や運動と関係なく突然汗が出る・ほてる) 1点 / 2点 / 3点 / 4点 / 5点
  • 4. 睡眠の悩み(寝つきが悪い・眠りが浅い・熟睡できない) 1点 / 2点 / 3点 / 4点 / 5点
  • 5. よく眠くなる、しばしば疲れを感じる 1点 / 2点 / 3点 / 4点 / 5点
  • 6. いらいらする(すぐ腹を立てる・不機嫌になる) 1点 / 2点 / 3点 / 4点 / 5点
  • 7. 神経質になった(緊張しやすい・落ち着かない) 1点 / 2点 / 3点 / 4点 / 5点
  • 8. 不安感(パニックになる) 1点 / 2点 / 3点 / 4点 / 5点
  • 9. からだの疲労・行動力の減退(活動量や達成感の低下) 1点 / 2点 / 3点 / 4点 / 5点
  • 10. 筋力の低下 1点 / 2点 / 3点 / 4点 / 5点
  • 11. うつな気分(落ち込み・涙もろい・意欲がわかない) 1点 / 2点 / 3点 / 4点 / 5点
  • 12. 「絶頂期は過ぎた」と感じる 1点 / 2点 / 3点 / 4点 / 5点
  • 13. 力尽きた、どん底にいると感じる 1点 / 2点 / 3点 / 4点 / 5点
  • 14. ひげの伸びが遅くなった 1点 / 2点 / 3点 / 4点 / 5点
  • 15. 性的能力の衰え 1点 / 2点 / 3点 / 4点 / 5点
  • 16. 早朝勃起(朝立ち)の回数の減少 1点 / 2点 / 3点 / 4点 / 5点
  • 17. 性欲の低下(性交の楽しみが少ない) 1点 / 2点 / 3点 / 4点 / 5点

AMSの点数の目安 

26点以下:症状なし〜軽微 / 27〜36点:軽度 / 37〜49点:中等度 / 50点以上:重度。

中等度以上(37点〜)の方、または点数にかかわらず気になる症状がある方は、一度ご受診ください。
ご予約後のオンライン問診(Symview)でAMSにご回答いただけます。

ABOUT

男性更年期症候群(LOH症候群)とは

加齢などにともなう男性ホルモンの低下によって、心・体・性機能にさまざまな症状が現れる状態です。

正式には LOH症候群(加齢男性性腺機能低下症候群 / Late-Onset Hypogonadism) と呼ばれます。男性ホルモンの中心であるテストステロンは20代をピークに緩やかに減少し、加齢に加えてストレス・睡眠不足・肥満・生活習慣病などが重なると、症状として現れやすくなります。女性の更年期と異なり、いつ・どのように始まるかは個人差が大きいのが特徴です。
 
症状は大きく 「精神・心理症状」(意欲低下・抑うつ・イライラ)「身体症状」(疲労感・発汗・筋力低下・睡眠障害)「性機能症状」(性欲低下・ED・朝立ちの減少) の3つに分けられます。うつ病や他の内科疾患と症状が重なることも多く、"気のせい"や"歳のせい"と見過ごされがちです。

疫学(どのくらいの人に起こる?)

テストステロンは20代をピークに、その後は緩やかに低下します。40〜70歳では、総テストステロンが1年あたり約0.4%、遊離テストステロンが約1.3%ずつ減少すると報告されています。値の下がり方には個人差が大きいのも特徴です。
 
症状をともなう男性更年期(症候性LOH)の頻度は、大規模研究(EMAS)で 40〜79歳の約2.1%とされ、加齢とともに増加(60代で約3.2%)します。国内では、潜在的な患者を約600万人と推計する報告もあります。一方で、値が低くても症状が出ない方、値は保たれていても症状が強い方もいるため、「数値」と「症状(AMS)」の両方で評価することが大切です。

 数値はEMAS(欧州、NEJM 2010)等の報告および国内推計に基づく目安です。診断は、加齢男性・性腺機能低下症(LOH)診療の手引き(日本泌尿器科学会/日本メンズヘルス医学会)に沿って、症状と血中テストステロン値をあわせて総合的に行います。

DIAGNOSIS

診断の考え方

 「症状スコア(AMS)」と「血液検査(テストステロン値)」を組み合わせて診断します。

① 症状評価(AMS)

精神・身体・性機能の17項目をセルフチェックする国際的な問診票。ご予約時にオンライン問診(Symview)でご記入いただきます。

② 血液検査

テストステロンをはじめ、関連ホルモンや一般採血をあわせて測定。値の変動を避けるため午前中の採血が基本です。

③ 総合判断

数値だけ・症状だけで決めず、両者と生活背景・持病を合わせて、治療が必要かを医師が判断します。

当院では「総および遊離テストステロン値」で判断します

加齢男性・性腺機能低下症(LOH)診療の手引きを基に、総テストステロン値および遊離テストステロン値をもとに評価し、それぞれ250-300 pg/mL ないしは7.5 pg/mL 未満を治療の対象域(治療域)の目安と考えます。数値だけで決めず、AMSなどの症状とあわせて総合的に判断します。

採血は「午前中(できれば9〜10時台)」がおすすめ

テストステロンは1日の中で変動し、朝に高く午後に低下します。正確な評価のため、採血は朝11時までが推奨されています。当院では原則として9時台または10時台のご受診をご案内しています。

 画像検査も同じビル内で(LOCO SCAN 連携)

必要に応じて、同ビル2階の連携施設「LOCO SCAN」で、前立腺・陰嚢の超音波や下垂体MRIなどの画像検査を実施できます。ホルモン低下の原因を詳しく調べたい場合にも、スムーズに検査へつなげられるのが当院の特徴です。

TREATMENT

治療の選択肢

 いきなり注射ではなく、生活習慣の見直しや漢方から始め、必要に応じてホルモン補充へ段階的に進めます。

1. 生活習慣の見直し(すべての土台)

睡眠・運動(特に筋力トレーニング)・減量・禁煙・節酒・ストレスケアは、テストステロンを保つうえで重要です。肥満や睡眠不足の改善だけで症状が軽くなる方も少なくありません。治療の有無にかかわらず、まず取り組んでいただきたい土台です。

運動・減量などの生活習慣改善は、テストステロン値や症状の改善に寄与しうるとされ、治療の基本として推奨されています。

2. 漢方薬・内科的アプローチ

症状や体質に応じて、補中益気湯・八味地黄丸などの漢方薬を用いることがあります。抑うつ・不眠・自律神経症状が前景に立つ場合は、それらへの対応を優先することもあります。テストステロンが極端に低くない方や、まずは穏やかに始めたい方の選択肢になります。

3. テストステロン補充療法(TRT)

血液検査でテストステロンが低く、症状もそろっている方には、不足したホルモンを補う TRT(Testosterone Replacement Therapy) を検討します。効果には個人差がありますが、意欲・性機能・体調面での改善が期待できます。

診療の手引きでは、症状があり血中テストステロンが低下した男性に対して、TRTが治療選択肢として位置づけられています。適応や中止は医師の評価のもとで行います。

TRT

テストステロン補充療法(TRT)について

 当院で行う方法・通院ペース・フォローアップの目安です。

 注射(筋肉注射)

テストステロン製剤を2〜4週ごとに注射します。通院ペースは症状・数値に合わせて調整します。

 塗布(陰嚢用軟膏)

ご自身で塗布するタイプ。ご希望に応じて選択できます。自費診療となります。

 定期採血でフォロー

 開始後は原則3か月程度を目安に採血し、効果と安全性(数値)を確認しながら継続します。

中止のタイミング

症状の改善度・数値・ご希望・年齢などを踏まえ、医師と相談しながら継続・調整・中止を判断します。自己判断での急な中止・継続はせず、必ずご相談ください。

治療のリスク・注意点

TRTには、多血症(血液が濃くなる)、ニキビ・皮脂の増加、体液貯留、前立腺への影響、精子形成の低下(妊娠を希望される方は特に注意)などが起こりうることが知られています。前立腺がんが疑われる方・重い心疾患・未治療の睡眠時無呼吸などがある方は慎重な判断が必要です。だからこそ、定期的な血液検査でモニタリングしながら安全に進めます。気になる持病・服薬がある方は、診察時に必ずお知らせください。

若年層および高齢の方には、当院ではTRTを積極的にはおすすめしていません。年齢・背景に応じて、生活習慣改善や他の選択肢をご提案します。

FLOW

診療の流れ

初診はご予約制です。予約時のオンライン問診(AMS)から始まります。

STEP

1

ご予約 + オンライン問診(Symview)

ご予約後、オンライン問診システム「Symview」でAMS(症状スコア)のご記入を必ずお願いしています。ご来院前に症状を整理でき、診察がスムーズになります。

STEP

2

ご受診は原則 9時台・10時台

テストステロンは午前中に安定するため、採血は朝11時までが推奨されます。そのため原則として9時または10時台のご受診をお願いしています。

STEP

3

初診時に採血

初診では原則として採血を行います。一般採血に加え、テストステロンを含む各種ホルモンなどを測定し、症状の背景を確認します。

STEP

4

結果説明・治療方針の相談

 数値と症状をあわせて評価し、生活習慣・漢方・TRTなど、あなたに合った方針を一緒に決めます。すぐに治療を始めない選択も含めてご提案します。

STEP

5

治療開始・定期フォロー

TRTの場合は2〜4週ごとの注射と、3か月程度を目安とした採血で、効果と安全性を確認しながら継続します。

ED / AGA

ED・AGAのご相談も承ります

地域にお住まいの方、この街で働くメンズを応援し、支えたい。メンズヘルス外来では、ED(勃起不全)・AGA(男性型脱毛症)のご相談にも対応しています。ED・AGAはいずれも自費診療です。

中止のタイミング

症状の改善度・数値・ご希望・年齢などを踏まえ、医師と相談しながら継続・調整・中止を判断します。自己判断での急な中止・継続はせず、必ずご相談ください。

 ED(勃起不全)

 加齢・生活習慣・ストレス・血管の状態などが関わり、男性更年期とも深く関連します。当院では通いやすさを重視し、1錠単位での販売にも対応しています。

シルデナフィル 50mg
(1錠単位)
いわゆるバイアグラの成分。服用後およそ1時間で効果が現れ、切れ味がはっきりしています。食事の影響を受けやすいため空腹時の服用が基本です。硝酸薬(ニトロ)との併用は禁忌です。価格(税込):1,100円 / 錠
タダラフィル 20mg
(1錠単位)
いわゆるシアリスの成分。効果が長く(最大約36時間)、食事の影響を受けにくいのが特徴。タイミングを気にせず使いたい方に。硝酸薬との併用は禁忌です。価格(税込):1,210円 / 錠
デイリータダラフィル 5mg
(1か月単位)
毎日1錠を服用し、常に効果が続く状態を保つタイプ。頻度が多い方や、その都度の服用が煩わしい方に向きます。血圧の薬との相互作用に注意が必要です。価格(税込):5,500円 / 月

 AGA(男性型脱毛症)

当院では、デュタステリド内服を取り扱っています。抜け毛の原因となる男性ホルモンの働きを抑え、進行を抑制します。効果の実感には数か月の継続が必要です。副作用として性欲低下などが起こることがあります。最大2か月分まで処方可能です。

デュタステリド 内服AGAの進行を抑えるお薬。継続が前提で、中止すると効果は徐々に失われます。女性・未成年は服用不可、献血にも制限があります。最大2か月分まで処方可能です。価格(税込):6,600円 / 月

上記以外の商品をご希望の場合や、より専門的なご相談をご希望の方は、専門医療機関の受診をおすすめしています。事前のオンライン問診(Symview)で数量をご記入いただいた場合は、診察室内でお渡しします。

PRICE

費用について

男性更年期(LOH)の初診・採血は保険診療となる場合があります。ED・AGA、および陰嚢用軟膏によるTRTなどは自費診療です。詳しくは診察時にご説明します。

項目 区分 費用(税込)
ED・AGA 初診料 自費 3,300円
ED・AGA 再診料 自費 2,200円
ED シルデナフィル50mg 自費 1,100円 / 錠
ED タダラフィル20mg 自費 1,210円 / 錠
ED デイリータダラフィル5mg 自費 5,500円 / 月
AGA デュタステリド内服(最大2か月分) 自費 6,600円 / 月
男性更年期 グローミン軟膏 自費 3,300円 / 本

※男性更年期(LOH)の初診・診察・血液検査は、状況により保険診療となる場合があります。TRT(注射・陰嚢用軟膏)の費用は診察時にご説明します。

FAQ

よくあるご質問

RESERVATION

ご予約はこちら

ご予約は予約システム(GMO)から、「メンズヘルス外来」を選択してお進みください。 ご予約後は、オンライン問診(Symview)でAMSのご記入をお願いします。 初診の採血のため9時台・10時台のご受診がおすすめですが、お仕事帰りの遅い時間帯(夜間)のご相談・通院にも対応しています。

より専門的なご相談は「泌尿器科専門医」外来へ

当院では月2回・月曜日の日中の診療時間帯に、泌尿器科専門医が外来を担当しています。前立腺の心配など、より専門的なご相談をご希望で日程の合う方は、そちらの枠でのご予約をご検討ください。 上記の日時が合わない方で専門的なご相談のある方、また当院が提供している処方以外の薬剤をご希望の方は、専門医療機関のご受診をお願いいたします。

本ページは男性更年期・LOH症候群、ED、AGAに関する一般的な情報提供を目的としたものであり、個別の診断・治療を保証するものではありません。効果には個人差があり、適応・可否は診察のうえ医師が判断します。ED・AGA、および一部のTRTは自費診療です。記載の基準値・推奨は各種ガイドライン(加齢男性・性腺機能低下症〈LOH〉診療の手引き 等)を参考にした概説であり、詳細は診察時にご説明します。