新型コロナ感染症とインフルエンザの症状は時に類似し臨床上区別が付きにくく、感染回避のためにはインフルワクチンの接種をお勧めしています。
すでに今年度に罹患した方も、2024-25シーズンに流行する季節性インフルエンザとは型が異なる可能性があり、接種が感染回避には有効と考えます。罹患から接種までの適切な間隔は明確なデータがなく、最低1ヶ月は空けと良いかと考えます。
下記をお読みいただき、ご了承いただいた上でお問い合わせ、ご受診頂きますようご協力宜しくお願い致します。
※ 当院では30ゲージ針<極細針>を使用し疼痛軽減に努めています(接種速度は少しゆっくりになります)。
未就学児には、接種速度を優先して27ゲージ針<細針>を使用しています。
※ 滞在時間最小化のため、①事前支払い、②事前予診票記入、③来院直前の体温測定にご協力をお願い致します。
通常の予診票(高校卒業相当〜64歳)はこちらよりダウンロード or web予診票の利用が可能です。クリニック入口、院内でも配布していますので、お持ち帰り下さい。
※ 助成金対象(目黒区)と予診票について
1.生後6ヶ月〜12歳:1回2,000円助成(2回助成)_予診票はクリニックで受け取り
2.13歳〜高校3年生相当:1回2,000円助成(1回助成)_予診票はクリニックで受け取り
(※1.2.該当の方は目黒区子ども医療証を持参下さい)
3.高校卒業相当〜64歳:助成対象外_予診票はクリニックで受け取りor ダウンロード or web予診票
4.60〜64歳で基礎疾患(身体障害者1級相当):2,500円_予診票は自ら保健予防課予防接種係へ申請
5.65〜69歳:2,500円_予診票は目黒区より順次発送
6.70歳以上:無料_予診票は目黒区より順次発送
(※昭和30年1月1日以前に生まれた方)
※ 予約システム(GMO)での予約と共に事前支払いいただき、在庫確保となります。
但し、目黒区の高齢者予診票をお持ちの方は、予約不要です
※ 新型コロナワクチンと同時接種可能です。
※ 予約枠は在庫調整しつつおおよそ1ヶ月ごとにオープンします。
※ 区の助成対象者の有効接種期間は令和6年10月1日から令和7年1月31日までです。
※ 目黒区の子どもインフルエンザに関する情報はこちら
※ 目黒区の高齢者インフルエンザに関する情報はこちら
【フルミスト(経鼻弱毒生インフルエンザワクチン)】
米国で2003年から承認されており2023年に日本でも製造と販売が承認されました。従来の注射と違い鼻内にスプレーを吹きかけるだけなので痛みがないのが特徴です。2024-25シーズンで限定40本のみ入荷予定ですので、ご検討下さい。
・国内対象年齢:2歳〜18歳
・接種回数:1回(左右に0.1mlずつ)
・区助成:適応なし
・価格:8,800円
・購入:Peatix から
・接種期間:10月分販売→10/8〜10/31、11月分販売→11/1〜11/30
・接種時間: 受付時間内(9:00~13:00 / 17:00~20:00)
・専用予診票:こちらから入力下さい。
・代表的な副反応:鼻汁・鼻閉・咳・咽頭痛・インフルエンザ罹患(2%未満)
・接種が推奨されない方:1年以内の喘息発作歴・重度の卵やゼラチンアレルギー・免疫不全疾患・妊婦・強い鼻炎症状や風邪
・日本小児科学会声明はこちら
適応および効果
適応
目黒区の高齢者予診票をお持ちの方は、事前支払い(=予約)がなくても在庫があれば接種いただけます。
上記以外で接種をご希望の方は、全て事前支払により在庫確保となりますので、GMOにてご予約ください。
効果
費用
対象 | 金額 |
---|---|
6ヶ月〜3歳未満 (目黒区は右記より2000円助成あり,2回) |
2,700円 |
3歳以上13歳未満 (目黒区は右記より2000円助成あり,2回) |
3,400円 |
13歳以上高校3年生相当まで (目黒区は右記より2000円助成あり,1回) |
3,400円 |
高校卒業相当〜64歳(助成なし) | 3,400円 |
65歳(昭和35年1月1日以前生まれ)~ 70歳未満(昭和30年1月2日以降生まれ) |
2,500円 |
70歳以上(昭和30年1月1日以前生まれ)で目黒区の予診票持参 | 無料 |
予約 / 受付時間 / 接種手順
予約
受付時間
平日・土日 | 日中 | 9-13時受付 |
平日 | 夜 | 17-20時受付 |
※営業時間が変更していることもあります。必ずお知らせやTwitter で営業時間をご確認の上ご来院ください。
※今シーズンよりweb予診票を導入したので、ぜひご利用ください。
接種に際しての諸注意
- 当院では生後6ヶ月以上から接種しています。
- 生後6ヶ月未満の児の感染予防には、妊婦のワクチン接種が重要とされています。
- 日本では13歳未満の小児は2回接種が推奨されています。(初回接種後に13歳になった場合も同様)
- 米国では9歳未満の小児に2回接種が推奨となり、過去に合計2回の接種歴があれば以降は1回接種で十分とされています。
- 1回目と2回目の間隔は日本では2〜4週間(できれば4週以降、米国でも4週間)とされており、初回から2週以降であれば接種可能です。
- 2回目のワクチン在庫を保証するものではないので、また別途ご予約をお願い致します。
- 中学生以下は必ず保護者の付き添いが必要です。
- ワクチン接種後、抗体産生には2週間から4週間程度かかり、効果は約5ヶ月持続するとされています。
A型株2株、B型株2株の4価ワクチンになります。 - 当院では米国CDCの方針と同様に筋肉内に注射します。皮下注射を希望される場合にはお申し出ください。
- 来院時に37.5℃以上の方、急性疾患の状態にある方は接種できませんのでご了承ください。
- 本人が元気であれば、微熱や軽微な咳嗽・鼻汁・咽頭痛などのかぜ症状を有していても、一般的には接種を中止する必要はありません。
- 接種推奨時期については、毎年流行期が前後して予想がつかないこと、発熱時に新型コロナウィルス感染症との判別に苦慮することから、早期の接種をお勧めします。
- 乳幼児など近日中にその他のワクチン接種予定がある方は、可能な限り同時接種を推奨しています。
- 新型コロナウィルスワクチンとの接種間隔を空ける必要はありません。
- その他情報につきましては、「厚生労働省インフルエンザQ&A」をご覧ください。
接種後の諸注意
- 接種当日の入浴制限はありません。
- ただし、激しい運動と飲酒は控えてください。
- 抗体産生により効果を示すには、2週間から4週間程度かかります。
- ワクチンを接種してもしばしばインフルエンザに感染します。今年は新型コロナウィルス感染症との見分けが非常に困難になることから、こまめな手洗い、マスク着用、咳エチケット、適度な加湿や静養、3密回避、ソーシャルディスタンス確保などを徹底して過ごすことを心がけましょう。
- 接種後当日~翌日に軽微な発熱や局所の腫れをきたすことがありますので、まずは経過をみてください。その他強い副反応(参照)を認める場合には速やかにご連絡ください。