国内で長らく認可が待たれていた、9価子宮頸がんワクチン「シルガード9」が承認され、国内でも取り扱いが開始されました。
接種年齢は、9歳以上の女性で現在のところ男性は接種対象外です。合計3回(②は2ヶ月後、③は6ヶ月後)の接種となり、現時点では公費助成対象ではなく全て自費になります。(価格についてはこちら)
接種の際は取り寄せになりますので、事前にご連絡をお願い致します。なお、メーカー返品ができないためキャンセルはできませんのでご了承ください。
子宮頸がんの原因の約9割以上が性交渉により感染するヒトパピローマウィルス(HPV)の感染によって起こることが明らかになっており、ごくありふれたウィルスですが一部が癌化してしまします。
子宮頸がんはワクチンにより撲滅できる数少ない癌であり、実際に女性の接種率が80%を超えたオーストラリアでは、男子の接種も開始され10年以内に子宮頸がんは撲滅するとも言われています。
先進国各国で高い接種率を誇るHPVワクチンは、日本ではわずかに接種率0.3%(2018年)にととどまり、子宮頸がんの罹患率は先進国で唯一増加傾向にあります。
HPVには100種類以上の型があり、発がんに関わる型約20種類のうち現在定期接種となっているサーバリックスは2価、ガーダシルは4価ですが、今回承認されたシルガード9は9価ワクチンとなり、予防率が今までの約70%から90%まで高まります。
やっとHPVワクチンについて他国の背中が見えてきましたが、今後は①9価ワクチンの定期接種化、②男子の接種、が課題になります。
ご興味のある方はお声かけください。まずはパンフレットをお渡しいたします。
接種希望の方は、
・「ワクチンQダイアリー」という専用アプリをダウンロードし、必要事項の登録や同意が必要となります。
・別途紙の予診票も必要なため、事前にダウンロードして記載いただけると当日スムースです。
その他詳細は下記ご覧ください。
子宮頸がんとHPVワクチンに関するQ&A know VPD! VPDを知って、子どもを守ろう。
子宮頸がん予防情報サイト もっと守ろう.jp MSD製薬