例年に類を見ないレベルに猛威を振るっているインフルエンザ感染症ですが、今年は短期間に2回A型インフルエンザに罹患する人が続出しています。同様の事実は全国の小児科医のメーリングリストでも話題になっていました。
インフルエンザの不思議な性質として、毎年流行する型が異なることが挙げられます。さらに毎年ウィルスが変異するため国が流行型や変異を予測してワクチンを作ることになるのです。
そして例年はA型とB型が流行するのが通常ですが、今シーズンのサーベイランスではなんと2タイプのA型(H3とH1pdm9=新型インフルエンザ)インフルエンザが同時に流行しています。
(詳細はこちらから)
https://nesid4g.mhlw.go.jp/Byogentai/Pdf/data2j.pdf
ということで、今年はA型インフルエンザに2回罹患することがあり得ますので、A型に1回罹っても全然安心できません。検査キットではともに『A型』と出てしまいます。
手洗い、マスク、加湿、体調管理、ワクチン接種など基本的な事項がやはり重要ですので皆さん気をつけてお過ごしください。