チャイルド・ライフ・スペシャリスト
先日お二人のゲストにご来院いただき、院内勉強会を開催しました。
・赤坂美幸(セーブ・ザ・チルドレン国内事業部、チャイルドライフスペシャリスト)
・河嶌讓医師(災害医療センターDMAT事務局医師、DPAT事務局アドバイザー)
お二人はPFA(Psychological First Aid)=「こころの応急手当」 という世界保健機構(WHO)が推奨する手法を全国に広げる活動をしていらっしゃいます。東北や熊本の自然災害時にも強いストレスを抱えた子どもたちを傷つけないように、避難所にこどもの遊び場を作ったりしながらPFA の輪を広げる活動をされてきました。
<参照: http://www.savechildren.or.jp/lp/kumamotopfa/ >
赤坂さんは日本でも数少ない米国資格『チャイルドライフスペシャリスト』をお持ちです。
<参照: http://childlifespecialist.jp/?page_id=10 >
聞き慣れない資格ですが、子どもたちの医療の手技への恐怖を軽減するためにいる専門家のことで、米国の病院では当たり前のように常駐しています。採血や注射、検査の前にきちんと子どもに説明したり、手技中に気を散らさせたり、その子の年齢に合わせて内容を変えていきます。
我々のクリニックでは、子どもたちに
「病院は怖いところ!」
「医者は痛いことをする人!」
「騙されて連れてこられて痛いことをされた!」
という印象を持たれないように、赤坂さんと協力して体制を整えていきたいと思います。
院外向けのレクチャーなども検討していますので、どうぞお楽しみに。
もしあらかじめご参加希望の方は開催が決まったらご連絡差し上げますので、お電話でお問い合わせくださいませ。
瀬田、嘉村