新型コロナがまた増え始め、季節外れのインフルエンザが流行しており、2つの感染症の症状は類似しており臨床上区別も付きにくく、感染回避のためにはインフルワクチンの接種をお勧めしています。
すでに今年度にインフルエンザに罹患した方も、2023-24シーズンに流行する季節性インフルエンザとは型が異なる可能性があるため、接種された方がより感染回避には有効と考えています。ただし、罹患から接種までの間隔をどの程度空けるべきかは明確なデータがなく、1ヶ月程度は空けても良いのはないかと考えます。
新型コロナ対応を含めて電話でのお問い合わせが増え、通常の業務に支障をきたし繋がりにくくなっております。インフルエンザワクチンに関しては、下記をお読みいただき全てご了承いただいて上で受診頂きますようご協力宜しくお願い致します。
※)当院では30ゲージ針という極細針を使用し疼痛軽減に努めているのが特徴です(接種速度は少しゆっくりになります)。
未就学児には、接種速度を優先して27ゲージ針を使用しています。
※)今年は院内滞在時間を最小限にする為の感染対策として、①事前支払い、②事前予診票記入、の2点にご協力をお願い致します。
通常の問診票(高校1年生〜64歳)はこちらよりダウンロード可能です。クリニック入口、院内でも予診票を配布していますので、お持ち帰り下さい。
※)助成金対象と予診票について(目黒区)
1.生後6ヶ月〜12歳:1回あたり1,000円助成(2回助成)_予診票はクリニックで受け取り
2.13歳〜中学3年生:1回あたり1,000円助成(1回助成)_予診票はクリニックで受け取り
(※1.2.該当の方は目黒区子ども医療証を持参下さい)
3.高校1年生〜64歳:助成対象外_予診票はクリニックで受け取りor ダウンロード
4.60〜64歳で基礎疾患あり:2,500円_予診票は自ら保健予防課予防接種係へ申請
5.65〜69歳:2,500円_予診票は目黒区より順次発送
6.70歳以上:無料_予診票は目黒区より順次発送
※)今年は、接種分の価格をシステム(GMO)により事前にお支払いいただいた方に関しては、予約=在庫確保となります。
但し、65歳以上の方で目黒区の高齢者予診票をお持ちの方は、予約がなくても在庫があれば接種可能です。
※)可能な限りGMO予約システムでのご予約と事前決済をお願い致します。
※)2022年7月の厚生労働省の審議会の決定により、新型コロナウィルスワクチンとの同時接種が可能となりました。
新型コロナワクチンの在庫は限定的ですので、診療予約システムより空き状況をご確認ください。
※)予約枠は在庫調整の関係でおおよそ1ヶ月ごとにオープンします。
適応および効果
適応
当院の方針
目黒区の高齢者予診票をお持ちの方は、事前支払い(=予約)がなくても在庫があれば接種いただけます。
上記以外で接種をご希望の方は、全て事前支払により在庫確保となりますので、GMOにてご予約ください。
効果
- インフルエンザワクチンの接種により、成人では感染予防効果は限定的ですが認められています。予防にはワクチン接種のみでなく手洗いやマスク、アルコール消毒、咳エチケット、3密の回避などが重要です。
- 65歳以上の高齢者や妊婦、基礎疾患(心臓・肝臓・肺などの慢性疾患)のある方、免疫不全の方の重症化予防に一定の効果を認めています。
- 小児(5歳未満、特に2歳未満)ではインフルエンザの重症化リスクがあり、ワクチン接種によるリスク軽減効果が認められています。
- 季節性インフルエンザの遺伝子は毎年変異するため、流行型を予測してワクチンが製造されますが、有効性は毎年異なり感染回避を保証するものではありません。
費用(全て税込)
対象 | 金額 |
---|---|
6ヶ月〜3歳未満(目黒区1000円助成あり,2回) | 2,700円 |
3歳以上13歳未満(目黒区1000円助成あり,2回) | 3,400円 |
13歳以上中学3年生まで(目黒区1000円助成あり,1回) | 3,400円 |
高校生〜65歳未満 | 3,400円 |
65歳(昭和34年1月1日以前生まれ)~70歳未満(昭和29年1月2日以降生まれ) | 2,500円 |
70歳以上(昭和29年1月1日以前生まれ)で目黒区の予防接種予診票 | 無料 |
※65歳以上で目黒区の高齢者予診票をお持ちの方は、在庫があれば予約なしで接種いただけます。
(※60~64歳で重症化リスクのある方も同様です。)
※目黒区1,000円助成(6ヵ月~中学3年生)の予診票をご記入の方は、上記金額より割引となります。予診票は院内にありますので、ぜひ事前にお持ち帰り、事前記入にご協力下さい。
予約 / 受付時間 / 接種手順
予約
- GMOによる事前予約をお願いします。接種をご希望の方は、ご記入いただいた予診票をご持参のうえ、直接当院までお越しください。中学3年生未満の助成金対象者の予診票は院内に置いてあります。
- 予約システムの運用上9〜19時の枠を設定していますが、予約当日は下記の受付時間内であればいつでも接種可能です。
- 予約枠は在庫調整の関係でおおよそ1ヶ月ごとにオープンします。
受付時間
平日・土日 | 日中 | 9-13時受付 |
平日 | 夜 | 17-20時受付 |
※営業時間が変更していることもあります。必ずお知らせやTwitter で営業時間をご確認の上ご来院ください。
接種手順
- GMOで事前支払いした方については、予約・在庫確保となります。
- 購入した該当日の受診のみ接種可能です。別日受診や体調不良の際も返金はできかねます。
- ワクチン接種とともに通常診察をご希望の方は、事前の診療予約をお願いします。当日お伝えいただいた場合には通常の診療順となり、少しお待たせすることをご了承ください。
- 電話での在庫のお問い合わせには対応できかねます。
- ①事前支払いによる予約、②予診票の事前記入(※)、③来院直前の体温の事前測定をできるだけお願い致します。
- 受付で予診票記入の確認、医師問診後に接種となります。
※こちらよりダウンロード可能。クリニック入口、院内でも予診票を配布しています。
接種に際しての諸注意
- 当院では生後6ヶ月以上から接種しています。
- 生後6ヶ月未満の児の感染予防には、妊婦のワクチン接種が重要とされています。
- 日本では13歳未満の小児は2回接種が推奨されています。(初回接種後に13歳になった場合も同様)
- 米国では9歳未満の小児に2回接種が推奨となり、過去に合計2回の接種歴があれば以降は1回接種で十分とされています。
- 1回目と2回目の間隔は日本では2〜4週間(できれば4週以降、米国でも4週間)とされており、初回から2週以降であれば接種可能です。
- 2回目のワクチン在庫を保証するものではないので、また別途ご予約をお願い致します。
- 中学生以下は必ず保護者の付き添いが必要です。
- ワクチン接種後、抗体産生には2週間から4週間程度かかり、効果は約5ヶ月持続するとされています。
A型株2株、B型株2株の4価ワクチンになります。 - 当院では米国CDCの方針と同様に筋肉内に注射します。皮下注射を希望される場合にはお申し出ください。
- 来院時に37.5℃以上の方、急性疾患の状態にある方は接種できませんのでご了承ください。
- 本人が元気であれば、微熱や軽微な咳嗽・鼻汁・咽頭痛などのかぜ症状を有していても、一般的には接種を中止する必要はありません。
- 接種推奨時期については、毎年流行期が前後して予想がつかないこと、発熱時に新型コロナウィルス感染症との判別に苦慮することから、早期の接種をお勧めします。
- 乳幼児など近日中にその他のワクチン接種予定がある方は、可能な限り同時接種を推奨しています。
- 新型コロナウィルスワクチンとの接種間隔を空ける必要はありません。
- その他情報につきましては、「厚生労働省インフルエンザQ&A」をご覧ください。
接種後の諸注意
- 接種当日の入浴制限はありません。
- ただし、激しい運動と飲酒は控えてください。
- 抗体産生により効果を示すには、2週間から4週間程度かかります。
- ワクチンを接種してもしばしばインフルエンザに感染します。今年は新型コロナウィルス感染症との見分けが非常に困難になることから、こまめな手洗い、マスク着用、咳エチケット、適度な加湿や静養、3密回避、ソーシャルディスタンス確保などを徹底して過ごすことを心がけましょう。
- 接種後当日~翌日に軽微な発熱や局所の腫れをきたすことがありますので、まずは経過をみてください。その他強い副反応(参照)を認める場合には速やかにご連絡ください。